サムの趣味blog

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ミュージカル 憂国のモリアーティOP.1感想

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憂国のモリアーティ1作目の感想を思いのまま書き殴っていきます。

わたしは1作目が大大大好きです!!!

特にシャーロックウィリアムが出会うシーンがとっても好きです!!!

またどの曲も耳に残る名曲で、本当に1作目は素晴らしいのでおすすめです!!

そしてこれが劇場で生演奏!ピアノとバイオリンで奏でられる音楽が舞台とマッチして最高でしょうね。

 


こちらはDVDで鑑賞し、劇場へは行けていません。

 


ネタバレ注意となります!!

 


op1は大きく3つの話で構成されています。

 


1話 モリアーティの誕生

2話 ノアの方舟

3話 シャーロック・ホームズの研究

 

 

それぞれ詳しく書いていきます!

 


1話モリアーティの誕生

 

あらすじ

ウィリアムとルイスの移り住んだ町ダラム、

この地に住むある労働者夫婦、バートンとミシェルは、

その地を代々治める横暴な領主のタブリン男爵に、深い怒りを抱いていた。

彼らの依頼を受け、ウィリアムは犯罪相談役として動き出す

 

オープニングの最初のぼーん、ぼーん、とピアノの音が低くてわくわくが止まらない。

市民たちの嘆きの歌から始まる憂国のモリアーティ。

そしてメインテーマ、最初からクライマックスです。一度聞くと耳に残るこのメロディ。

 

「地獄はもぬけの殻だ、すべての悪魔はここにいる」

 

憂国のモリアーティダイジェスト映像貼っておきますのでぜひ聞いてください。

 

www.youtube.com

 

第一話は移り住んだ町で起こっている事件をウィリアムたちが解決する話ですが、この章の悪役ダブリン男爵。もうとっても憎たらしくて好きです。

子供が熱を出したから医者に診てもらいたい。せめてお水だけでもくださいという市民に、絨毯が汚れるから足を入れるな、水にいくら払える?

なんていってる最低な貴族です。

 

噂で人を支配している人物で、ウィリアムからシェイクスピアのリチャード三世と言われます。

そしてシェイクスピアの物語と同じ道を辿っているのに気づかないダブリン男爵。

シェイクスピアの引用とか使っちゃっておしゃれすぎますね。

 

めちゃくちゃ悪なダブリンなので、ウィリアムに追い詰められているさまがみてて気持ちいです。

ダブリン男爵家でお茶会してましたけど、あれ本当にグレープフルーツ食べてますか???さすがに飲み物は飲んでないですよね?

 

心臓病を患っているダブリン男爵は、追い詰められたせいで発作を起こし水を求めます。

そこでウィリアムのセリフ

 

「水にいくら払えますか?」

 

ダブリン男爵が市民に言ったことと同じことを言うのが良い。

そしてなんだろう。この悪魔みたいな冷たい言い方。でもなんか優しい声色。

 

ダブリン「あの女が払った10倍払う!」

 

払った報酬は0円です。命を捧げました。というミシェル(依頼人)

 

ウィリアム「数学の時間です」

「0に10倍をかけても0のままです」
「その命、20倍にして僕に支払ってくれますか?」

 

ここのウィリアム最高に冷徹で好き。鈴木勝吾美しい。

この1作目のウィリアム横顔とか斜めからの角度が儚く美しくていいです。

 

 

ここまで追い詰められていても反省していないダブリン。

 

さらにここで三兄弟の過去が歌われます。

ウィリアム泣いてるのよ。頬を伝う涙美しい。金髪が透き通って美しい。

「僕はこの国が嫌いだ~」と三人の強い思いが歌われます。

 

いいこと聞いた~って喜ぶダブリン男爵本当クズだな!!グレープフルーツを食べた後に心臓病の薬を飲んだので、飲み合わせの関係であっさり死んでしまいます。

 

この飲み合わせの話授業で習ったな~なんて思いだしちゃいました。

命をささげて依頼していた夫婦にウィリアムは生きる希望を与えます。

その先の明るい未来でしっかり生きてほしい。

 

「あなたは死ぬ理由を奪い、生きる希望をあたえてくださるのですね」

 

ミシェルのこの言葉素敵。

 

命の価値は同じなのに、なぜ差別が生まれるのか。

悪魔が消えればこの国はきっと美しい。

 

ウィリアムの考えはこうらしいです。

第一話でウィリアムの計画が話されます。
ここからすべてが始まっていくんですね。

 

こちらは漫画原作となっています。ミュージカルよりも先に原作を読みたい方はこちら。個々のキャラクターがしっかりと描かれているのでもっと憂国のモリアーティの面白さを知れるはずです!


2話ノアの方舟

あらすじ

豪華客船ノアティック号の処女航海。

華々しい宴の裏で、エンダース伯爵による「人狩り」が行われようとしていた。

地上にいる悪魔を地獄に落とすため、ウィリアム一行は船に乗り込む。

アルバートが指揮するMI6による工作が順調に進む中、ウィリアムの前に唐突に現れた一人の男、シャーロック・ホームズ。宿命の2人がついに出会う。

 

・シャーロックとウィリアム

ここの話が1番に好きです!豪華客船の中で初めてシャーロックとウィリアムが出会うシーンが良いです。2人とも「こいつ只者じゃない」ってなってるのが良いです!

 


シャーロックが見た目だけでその人の職業を当てるというゲームをしてて、ウィリアムの職業も当てちゃうんですけど、そこの歌が好き!!!!「推理合戦」という曲です。


平野良さんのセリフのような歌い方、早口なのに聞き取れちゃう滑舌の良さ。天才か。「あきらかじゃん」って軽く言っちゃんところが良い!

 


そしたら負けじとウィリアムが真似してシャーロックのことを暴くんですけど、ここのウィリアムの高音の歌声も好き!!!「失礼」と言いながら匂い嗅ぐしぐさが好き。

「明白です」とか言っちゃって。

ここの軽快なやりとり、セリフのようなに滑らかな音がたまりません。

 

そしてシャーロックが言います。「またな、数学者。」

まだ名前も知らない二人の出会いのシーン大好きです。

 

 

・エンダース伯爵
あとはこの章のターゲット貴族であるエンダース伯爵もいいキャラしてます。やってることは人間狩りで最低ですが役者(小南光司)がかっこいい。

コロナ前なので客席に降りてましたね。豪華客船に乗るシーンで、観客のことゴミって言ってました。

 

短気なエンダースを刺激するため、ウィリアム達が用意した役者たちがイラつかせようといろいろするんですけど、そこもリズム良く見ててたのしいです。

「狂騒曲Ⅰ」という曲です。


特にレストランでコップの水をエンダースにこぼすスローモーションがいいです!半音ずつ下がっていく音も耳が楽しい。

 


あとは不幸のフルコース。これはイラつく。(炭鉱で事故、別荘は焼けた)

 


結局人殺しさせるためにやったことですけど実際に一般人が殺されてしまったところはショックですね。

 


アニメでは殺される人も用意されてるようでしたけど、舞台は違ったようです。

アニメはなんか悪い人が選ばれて犠牲になってたけど、これをやると命の価値は同じといいつつ、犯罪者は犠牲になっていいってことになるからでしょうか。違っていたらすみません。


フレッドが囮で殺される流れだったみたいですけど、間に合わなかったと言ってますね。フレッドに限ってそんなことある?とは思いますが。

 


そして自分が殺した死人が生きてると知って慌てるエンダース。

「あっちこっちそっちこっち♪」ってまた曲が良い!!!「狂騒曲Ⅱ」

 

そしてようやく死人を見つけたエンダース。
めちゃくちゃ刺しますやん。怖いよ

ここのみんなにバレる演出最高でしたね!!!

 


客席の電気がパッとついて、私たち観客がその現場を見るって、小南光司さん視線が怖かっただろうな〜

 


ここの演出本当に好きです。

 

結局悪行がばれてしまったエンダースは殺して何が悪い!って開き直ってましたね。

罪人として生きるくらいなら死んだほうがましだ!ってことで自ら船から落ちます。

このときの悔しそうな最後の捨て台詞いいですね。努々忘れるな。

 

そうして今回のターゲットは計画通り消すことに成功しました。

 

・ルイス

エンダースが消えた後、人狩り仲間を消す必要があるとのことで、モランとフレッドが向かいます。しかしウィリアムはルイスに指示をださないことに不満を示すルイス。

それはウィリアムの愛情なんだよね。穢れのない新しい世界で生きてほしいって愛だよ。

ウィリアムはエゴというがこれは兄の愛なんだよ!!

でもルイスも新しい世界に兄がいないなら意味がないって気持ちを伝え、ともに悪いやつをやっつけよう!と兄弟の絆が深まりました。

O.P1のルイスはまだツンとしてるウィリアムに大事に大事にされてます。

 

第3話のシャーロックのオーディションも兄に興味を持たれているシャーロックにちょっと嫉妬してるような感じがしました。

 

・シャーロック

初登場シーンカッコよすぎない??タバコくわえてノアティック号の地図を見てるところ絵になるね。

ダルそうな、適当に受け流すような軽い感じのシャーロックを演じています。

でもアドリブなのかな?笑ってたりして素の平野良さんが出てきてる気がしました。

何かで読みましたけど、このころはまだ模索中みたいな感じだったんですかね?作品を重ねるごとにどんどんシャーロックが出来上がっている気がします。

両手の指を口元で合わせてるポーズがいいですね。

ウィリアムと出会った時の彼の少年のような嬉しそうな顔は何度見てもいいですね。

何度も言いますが、すごい早口でセリフを話すんですけど、全部聞き取れるんですよね。本当に天才だ。

 

 

・日替わりシーン

シャーロックの同居人オーディションが日替わりだったようです。

大家のハドソンが審査をしますがなかなか合格はでない。

まさかの三人目にダブリン男爵出るとは思わず笑いましたね!!

「ならば~われは払う~払える時に払う~」

「地獄はもぬけの殻だ、すべての大家はここにいる!」

 

めっちゃイキイキと歌い上げてましたね。最高でした。

シャーロックも「イキイキしないで!」て笑ってましたね。

あれは劇場でほかのお客さんと一緒に笑いたかったな~

 

「水にいくら払えばいいのかわかりません~」

ってめっちゃ一話をいじるじゃん!!面白すぎました。

日替わりシーンを観れちゃうDVDは最高でした。

 

ハドソン役の七木奏音さんは普段の声はふんわり優しそうな声なのに、ハドソンさんになると発声が変わってめっちゃ強い女性って感じになってびっくりしました。

なにかスイッチ入ってるみたい。

アニメのハドソンさんのままで違和感ないビジュアルなのも良き!かわいい!

 

 

 

3話シャーロック・ホームズの研究

あらすじ

ウィリアムはシャーロックこそが自身のしたてる犯罪劇の主人公にふさわしいと、彼を審査することに決める。

ウィリアムたちの手引きで、ある貴族殺しの札事件の犯人としてロンドン市警に逮捕・投獄されたシャーロック。

シャーロックは背後で糸を引く何者かを暴くべく、ジョン・H・ワトソンとともに捜査にのりだす。

 

この話はウィリアムがシャーロックを試す物語ですね。

自分たちがしていく犯罪を暴く主人公が必要なため、シャーロックにその資質があるか試されます。

 

そしてこの章でワトソンと出会います。

ワトソンがB221を訪れますが、その時の効果音がバイオリンがいい。
ここでシャーロックがワトソンの職業を当てます。

 

同居人になるにはハドソンさんの審査が必要なため、みんなで食事に行くことに。


ここでも自然なアドリブ?モリアーティ側が暗いストーリーなのでシャーロック側は明るく笑えるシーンが多くて楽しめますね。

アンサンブルの人笑ってますやん(笑)めっちゃ楽しそう
「ちなみに12歳で~す☆」

ワトソン(鎌苅健太)笑ってるじゃん。この人アドリブあんまり得意じゃないのかな?

てかこの回のワトソン帽子取るとき必ず頭撫でてるのかわいい。

ウィッグがずれるのかな??

 

そんなわちゃわちゃがあって見事同居人合格しました。
まあすべてシャーロックが仕掛けてた茶番でしたね(笑)

 

シャーロック側はほんと平和な空気感で裏で(モリアーティ側)あんなことが起きてるなんて嘘みたいな感じです。

 

そしてでました。シャーロックを逮捕しに来たレストレードとグレッグソン警部補
この二人が出てくると面白いんですよね。
OP.1は笑いどころが多くて大好きです(n回目)


レストレード威厳がありそうに見えてそうでもないレストレード。なんかくすっと笑えちゃう。絶対いい人。「俺が欲しいもの:出番」

 

濡れ衣を着せられたシャーロックが事故現場に向かいます。

てかしゃがんだ時にシャーロックが言ってた屁こいたってセリフはアドリブですか?

みんなうまく拾えてなかった気がします。平野良さんそんなこと言わないで!!

 

事故現場でも名推理をするシャーロック。説明するときのセリフが本当に早口。

流れるようなセリフがもう気持ちいレベル。


てかこの伯爵を殺した犯人(ホープ)て大柄な人らしいけど、演じてる人あんまり大柄に見えないな?
映像だからそう思うだけかな?この役者さん(山崎雅志)今回が初ミュージカルらしいですね。


シャーロックを逃がすためのわちゃわちゃは本当に面白いのでDVDで見てほしいです。
ともに笑いあいたい。

シャーロックが歌う「緋色の研究」がとても好き。

三兄弟が歌う「ヒーローの条件」も好き。

 

シャーロックの名推理でホープが犯人と判明し、ホープが自分を殺してくれるなら真犯人を教えるともちかけます。


謎は自分で説いてこそ楽しい。答えを教えもらえてうれしいわけがない。
そう言ってシャーロックはホープを撃ちませんでした。


この事件で貴族の悪行が暴かれ、市民が貴族への憎悪を膨らませます。


手柄を警察に持って行かれたことに不服なワトソンが小説を書きました。
そのおかげでシャーロック・ホームズは有名になるのでした。


ここでワトソンが歌いますが、なんかちょっと癖がある歌い方。
めちゃくちゃ嬉しそうに歌うじゃん。



試験は見事合格ってことで、ここからウィリアムとシャーロックの物語が始まります。

 

闇を光で照らす主人公になってもらう。

そしてエンディング。メインテーマはやはり大好き。鳥肌!!!!

 

 

カーテンコールはキャスト全員が一言挨拶されてて、こういう舞台は全員挨拶してくれるんだ!ってびっくりでした。

 

素の演者たちがみれてニヤニヤが止まりませんでした。

第一作目のシャーロック(平野良)は短くまとめてましたね。いつからか火柱とか言い出すんですけど(笑)

 

優しさと優しさがごっつんこ、かわいくてツボです。

 

 

まとめ

思うがままに書いたら全然まとまりがない文章になりました。

 

このOP.1は何といってもメインテーマがいい。この先も歌われるんですが、初めて聴いたときの衝撃はすごかったです。

私はアニメを観てこのミュージカルを観ましたが、演者たちのビジュアルが良すぎました。

2.5次元てコスプレ感があるイメージが強かったのですが、本当にその時代にいたんじゃないかって思うくらいみんな様になっています。かっこいい。

 

そして曲が全部いい!!難しそうなメロディですけど耳に残ります。

ハーモニーも素晴らしいです。ウィリアムの高音はつらそうなところもみられますが綺麗です。

あとシャーロックの歌声も素敵。ウィリアムは透き通った歌声で、シャーロックは低く響くような滑らかさが素敵です。

 

歌もいい、ストーリーもいい、笑いどころもたくさんのO.P1はとてもおすすめです。

原作の憂国のモリアーティを観ていない人でも分かりやすく作られています。

むしろ漫画やアニメのイメージをつけないほうが、ミュージカルの違和感を感じずにみられるかもしれません。

 

今回は自分が特に好きなところだけを書きなぐってしまって、ほかのキャラクターについてほぼ語れませんでしたが、またどこかの記事で語りたいと思います。

 

OP.1~OP.3までのCDが発売されています!

YouTubeでもCMがありますので興味がある方は聴いてみてください!